できることなら生まれ変わりたい

シングルファザー 何がしたいのかわからないけど毎日は続く

シングルファザーの入学式

今日は子供の入学式

これを機に駄文を連ねようと思う

 

かみさんが亡くなってから2年

子供もずいぶん大きくなった

喋ることもしっかりしてきて生意気な口も聞くようになった

周りからはとても良い子と評判だ

自慢の息子である

 

用意するものも多いし、あれをやってこれをやってと次から次へと舞い込んでくる

縫い物なんて小学生以来まったくやってこなかったけど帽子にワッペンを縫わなくてはいけない。

不器用だから指に針をさすなんて漫画みたいなことが現実に起きた

笑えてくる

 

周りの子はみんな母親がいて、自分の子にはいない

そんなコンプレックスを感じさせないように愛情を注いできた

でも現実は入学式に母親がきていないのはうちだけだった

父親がいない子はいるのかもしれない

保育園でもそういう子はいた

でも母親がいない子はいない

それがなんとも劣等感を感じてしまい、なんとか辛さを隠す

 

子供は何も感じていないのかもしれない

感じていて隠しているのかもしれない

子供はいつも自分が大好きだと笑っている

そんな息子が大好きだ

 

ネットの中だけでも生まれ変わりたい

Serial experiments lainというアニメを深夜に見ていた

エヴァが大流行していた最中やっていた未だカルト的に人気なアニメだ

そこで主人公の玲音はlainというネット上の英雄になっていた

 

学生時代はまったネトゲで自分は主人公になっていた

lainのような別人格でもう一人の自分は間違いなく輝いていた

仕事に就きがむしゃらに働いて家庭を持ち幸せを味わって

空想の自分に現実が間違いなく勝っていたあの頃と

仕事をこなして、スマホでゲームして、Youtubeをぼーっとみる今

現実も非現実も両方死んでいる

 

子供が大事だ、自分の命より大事だ

だけど人生をやり直したいなんて気持ちが溢れる

だからせめてネットでだけでも自由な自分になれるように

自分を文字にして書いていきたい